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開催の御礼
2023年7月16日(日)に野村コンファレンスプラザ日本橋にて開催されました、一般社団法人 日本3Dプリンティング矯正歯科学会 第2回学術大会をお陰様で成功裡に終えることができました。歯科医師、歯科技工士、学生(歯学部生、歯科技工士学校、大学院生)、歯科関連企業等多方面から合計167名の方々にご参加いただきました。
今大会のテーマ『3Dプリンティング矯正歯科~技術革新へのNavigations』の下、国内外からの演者による教育講演・特別講演・依頼講演は、これからの矯正歯科臨床における3Dプリンティング技術において求められる知的財産の基礎知識及びその保護のあり方、海外での最先端メタルプリンティング矯正装置・インハウスシステムと臨床応用の実際、デジタル診断支援ソフトの開発、バイオメカニクスに基づいた有限要素解析、メタルプリンティング矯正装置の現状、CBCT・スキャナー・3Dプリンターの組み合わせによる臨床応用の基礎など多岐に渡りました。
歯科臨床に限らず、各種産業でのデジタル技術の進化=技術革新はAIの発達とともに目覚ましい速度で発展・進化し続けています。知らぬ間に新しい技術が開発され、常に最新の技術・知見を適切な情報か否かを取捨選択・吟味し個人レベルで得ることは、現代の情報化社会では大変な側面もあります。今大会からは、学会側からの情報発信のみならず各会員の皆様からの情報を発信できる場を設け、会員全体で広く相互に情報交換・共有を行うべくポスター展示も開催いたしました。13の演題の申し込みを頂き、今大会では会場で実際に展示・発表頂きました。学術委員会・役員間で投票を行い、2演題の優秀発表賞と1演題の最優秀発表賞を表彰いたしました。次期大会は会場での展示ではなくE-posterでの開催を計画しています。更に多数の発表をお待ちしております。
また、今年度より学会認定制度を立ち上げ、認定資格取得のための第1回認定セミナーも大会開催の前日となる7月15日(土)に同じ会場で開催しました。17名の歯科医師・歯科技工士の受講参加を頂き、3Dプリンティング技術の基礎・臨床応用と 一社)コンピューター教育振興協会主催の「3Dプリンター活用技術検定試験」の実際について受講いただきました。特に後者の試験は、本会の認定資格取得に際し「受験・合格」することが要件となっています。今年度は2回の検定試験が開催予定ですので、参考になれば幸いと思うところです。
本会の認定歯科医師・認定歯科技工士制度は、制度規則に示された「3Dプリンティング技術を応用した矯正歯科医療の水準の維持と向上を図ること、ならびに歯科医療分野に留まらず3Dプリンティング技術を応用した各種産業分野との技術交流・学術的交流の向上により、広く国民に適切な矯正歯科医療を提供すること」の目的を実現するために定めました。「3Dプリンティング」と言う共通言語・ツールを通して上記目的を達成するにあたり、3Dプリンティング技術を応用した矯正歯科医療に関し、適切な学識・技術・経験を有する者を学会認定歯科医師・認定歯科技工士と定めて安心安全な医療技術を国民に提供すべく、これから多数の学会認定歯科医師・認定歯科技工士が輩出できるように本会としても邁進する次第です。
第3回学術大会は2023年7月に大阪府内での開催を予定しております。詳しい内容が決まり次第、本学会サイト上等でお知らせいたします。海外からの講師も予定しており、3Dプリンティング技術の基礎知識の習得から国内外の最新情報まで盛り沢山の大会を準備して参ります。皆様のご参加をお待ちしております。
最後になりましたが、本学術大会にご参加頂いた皆様、協賛企業様、並びに大会運営でご支援ご協力賜りました関係者各位に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
一般社団法人 日本3Dプリンティング矯正歯科学会
第2回学術大会長 松成 篤
カテゴリー:お知らせ 投稿日:2023年7月24日