Greeting

大会長 有本 博英

医療法人イースマイル国際矯正歯科・理事長
日本3Dプリンティング矯正歯科学会・理事

CBCTと口腔内スキャナーの普及は、DICOMデータとSTLデータを矯正治療に組み込む大きな進歩をもたらしました。この技術進化により、矯正歯科医はデジタルデータを用いて患者情報をより精密に扱うことが可能になりました。

インビザラインの登場は、このフルデジタル時代の矯正治療への道を切り開いた革新的な一歩でした。デジタルデザインと3Dプリント技術の融合が、マウスピース矯正技術に新たな可能性を生み出しました。多様なブランドの矯正装置やインハウスアライナーの開発になど、マウスピース矯正技術は成熟期に向かっています。マルチブラケット法においても、デジタル技術の導入が進み、オートパイロットを目指す新しいアプローチが注目されています。私たちは、この第3世代のマルチブラケット法に大きな期待と可能性を感じています。

今年の3Dプリンティング矯正歯科学会では、今最も話を聞きたい二人の著名な開発者を招待しました。InBraceシステムの開発者であるDr. Honsheng Tongと、Lightforceシステムの創設者であるDr. Alfred Griffin IIIです。彼らの来日講演は初めてであり、最先端の情報を共有していただけることを光栄に思います。また、国内からも、膨大な時間とアイデアでデジタル技術と3Dプリント技術を実際に臨床応用されているトップランナーたちに講演を依頼しています。 3Dプリンティング技術の本質は、デジタルの発想を形に変えることです。皆様の参加を心からお待ちしております。この学会が、矯正治療の分野での新たな発見と未来を拓くきっかけとなることを願っています。

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