Seminar 過去の学術大会
Greeting
大会長 有本 博英
医療法人イースマイル国際矯正歯科・理事長
日本3Dプリンティング矯正歯科学会・理事
CBCTと口腔内スキャナーの普及は、DICOMデータとSTLデータを矯正治療に組み込む大きな進歩をもたらしました。この技術進化により、矯正歯科医はデジタルデータを用いて患者情報をより精密に扱うことが可能になりました。
インビザラインの登場は、このフルデジタル時代の矯正治療への道を切り開いた革新的な一歩でした。デジタルデザインと3Dプリント技術の融合が、マウスピース矯正技術に新たな可能性を生み出しました。多様なブランドの矯正装置やインハウスアライナーの開発になど、マウスピース矯正技術は成熟期に向かっています。マルチブラケット法においても、デジタル技術の導入が進み、オートパイロットを目指す新しいアプローチが注目されています。私たちは、この第3世代のマルチブラケット法に大きな期待と可能性を感じています。
今年の3Dプリンティング矯正歯科学会では、今最も話を聞きたい二人の著名な開発者を招待しました。InBraceシステムの開発者であるDr. Honsheng Tongと、Lightforceシステムの創設者であるDr. Alfred Griffin IIIです。彼らの来日講演は初めてであり、最先端の情報を共有していただけることを光栄に思います。また、国内からも、膨大な時間とアイデアでデジタル技術と3Dプリント技術を実際に臨床応用されているトップランナーたちに講演を依頼しています。 3Dプリンティング技術の本質は、デジタルの発想を形に変えることです。皆様の参加を心からお待ちしております。この学会が、矯正治療の分野での新たな発見と未来を拓くきっかけとなることを願っています。
Information 第3回学術大会 in 大阪
大会名 | 一般社団法人日本3Dプリンティング矯正歯科学会 | |
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テーマ | 『 3Dプリンティングが拓く矯正治療の未来 』 | |
開催日時 | 2024年7月14日(日)9時~18時 | |
会場 | ブリーゼプラザ7F・小ホール(JR大阪駅徒歩5分) | |
内容 | 3Dプリンティングの基礎・3Dプリンティング技術を応用した矯正治療の基礎と臨床 | |
事務局 | 一般社団法人 日本3Dプリンティング矯正歯科学会事務局 埼玉県さいたま市大宮区宮町2-118-1モンクール宮町ビル3F |
lecture 講師紹介
特別講演
(Special Lecture)
※英日同時通訳
Dr. Hongsheng Tong
( Chief Inventor, Co-Founder and Principal Clinical Advisor of InBrace )
『Automated Extraction Space Closing with Programmed, Non-siding Mechanics』
Dr. Alfred Charles Griffin III
(Cofounder and CEO of LightForce)
『The challenges and clinical value of 3D printed braces』
依頼講演( Request Lectures )
宮崎 邦夫先生
リノクリニック東銀座・院長
『3Dプリンティングで短縮するOGSプランニング』
難羽 康博 先生
アスパイア・代表、新東京歯科技工士学校・非常勤講師
『フリーソフトでアライナー~フリーのサージカルガイド・デザインソフト[ブルースカイプラン]に含まれる[アライナー・モジュール]の紹介とデザイン・デモ~』
渡邉 佳一郎 先生
徳島大学口腔顎顔面矯正学分野・助教
『3Dプリンティング技術を駆使した安全な埋伏歯開窓・牽引法』
間所 睦 先生
白金高輪矯正歯科・院長
『3Dプリンティング技術で拡がる新しい矯正臨床とその留意点 』
平岡 孝文 先生
府中けやき通り矯正歯科・院長
『Additive Manufacturing in Orthodontics 矯正歯科医と歯科技工士で描く未来』
Program 一般社団法人日本3Dプリンティング矯正歯科学会第3回学術大会プログラム
日時:2024年7月14日(日)9時~18時
会場:ブリーゼプラザ7F・小ホール(JR大阪駅徒歩5分)
(敬称略)
大会長:有本博英
大会実行委員長:井口善隆
大会顧問:阿曽敏正
大会実行委員:河村純、加治彰彦、竜立雄、山口修二
学会代表理事:山口修二